雨が降るとなんだか歯が痛いのはなぜなのか

歯の構造と気圧の変化の関係

私たちの口の中には上あごに「上顎洞」、歯に「歯髄腔」という空洞があります。今回は、この「歯髄腔」がこの痛みに大きく関わってきます。
まずは、歯は大きく分けて三つの構造にわけられます。中心に「歯髄」といわれる神経を囲むように「歯髄腔」という空間があり、全体を包むように「象牙質」がありその表面を「エナメル質」が覆っています。
この「歯髄腔」は通常、内部の気圧と外気圧が同じように調整されています。それが急な気圧の変化によって歯髄腔内の気圧が外気圧とのずれが生じて歯髄を圧迫することで痛みが起こります。
例えば、台風や急な天候の崩れによる気圧の変化で外気の気圧がさがると結果、歯髄腔内の気圧が上がり膨張するため歯髄を圧迫することになるのです。

気圧の変化は天気だけではない

一般に低気圧といわれると天気図を思い浮かばれる方が多いと思いますが、気圧がさがった状態になるのは天気だけではありません。
他にも飛行機に乗ったり、登山やスキューバダイビングなども気圧がさがった状態になります。
気圧の変化での痛みを「気圧性歯痛」といい、飛行機の気圧での痛みを「航空性歯痛」と言います。特に飛行機内は飛行中の外気との気圧差を軽減するため気圧を地上より少し下げてあります。その為、航空会社も飛行機に乗る際の注意事項にあげているのです。
身近なところでは、高層ビルの高層階や展望台なども気圧が低くなっています。エレベーターなどで上がる際に耳が「キーン」とするのも気圧の変化によるものです。
いくつかあげただけでも生活の中での気圧の変化は様々なのです。


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